軽貨物ドライバー
アマゾンの委託ドライバーの契約内容や単価、口コミを紹介
「アマゾンフレックスの委託ドライバーって何?」
「アマゾンフレックスの委託ドライバーは実際に稼げる?」
「アマゾンフレックスの委託ドライバーの給料はどれくらい?」
アマゾンの委託ドライバー「アマゾンフレックス」では、荷物の単価、勤務時間など契約内容が気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、アマゾン委託ドライバーの契約内容や単価を解説。実際に働く人の口コミも紹介します。
アマゾン委託ドライバー「アマゾンフレックス(Amazon Flex)」とは?
アマゾン委託ドライバー「アマゾンフレックス(Amazon Flex)」とは、大手通販会社アマゾンの荷物を配達する業務の委託を請け負う働き方のことを指します。
これまでアマゾンは、佐川急便やヤマト運輸に荷物の配送を委託してきましたが、運送業界の人手不足や運送料金の値上げなどのリスクを払拭するため、アマゾン自らが直接個人のドライバーと業務委託契約を結べるよう、アマゾンフレックスをスタートさせました。
2015年、アメリカでのスタートを皮切りに、2018年には東京の一部エリアにて運用を開始。
現在では、東京・神奈川・埼玉・千葉・宮城・愛知・福岡・大阪・兵庫・広島とエリアを徐々に拡大しています。
アマゾンフレックスの契約内容
アマゾンと直接業務委託契約を結ぶことができるアマゾンフレックス。
ここでは、アマゾンフレックスの仕事内容や勤務時間など、契約内容について解説します。
アマゾンフレックスの仕事内容と働き方
アマゾンフレックスでは、アマゾンの荷物をお客様に届ける貨物軽自動車運送事業を行います。
一般の委託ドライバーとの大きな違いは、仕事をしたい時間や仕事量から勤務時間を選ぶことができるという点です。
働き方には、大きく2種類あります。
アマゾンフレックス
週に数時間程度を想定したプランです。
月に数万~15万円前後の給料が見込めます。
自分の予定に合わせて仕事をする時間を選ぶことができるため、副業やダブルワークを行うドライバーも増えてきています。
アマゾンフレックスプロ
アマゾン委託ドライバー1本で頑張りたい人を想定したプランです。
週の最大勤務時間は60時間で、月に44~48万円の給料が見込めます。
アマゾン委託ドライバーの勤務時間
アマゾンフレックスの勤務時間は、配達ブロックというシフトのようなものの中から好きな時間帯の配達ブロックを選択するという決め方になるので、自分のスケジュールで勤務時間を調整できます。
専用アプリで配達ブロック選択画面を開くと、時間や報酬額が表示され、1ブロック2~12時間の中から配達時間を選択できます。
勤務ができる時間は8:00~22:00の間で、それ以外の時間は働くことができません。
しかし、勤務地によっては勤務可能時間が異なる場合もあるため、予め確認するようにしましょう。
アマゾンフレックスのオファー(案件)について
アマゾンフレックスで配達ブロックを選択してオファーを獲得した後、都合が悪くなりオファーをキャンセルしたい場合、仕事がはじめる24時間以上前であれば問題なくキャンセルすることができます。
もしも仕事が始まる時間まで24時間を切ってしまった場合、キャンセル料等は取られませんが、キャンセル数が増えるとアカウントに影響が生じてしまいます。
最悪の場合、アカウント停止処分になってしまうため、一度受けたオファーはできるだけキャンセルしないようにしましょう。
アマゾン委託ドライバーの報酬単価
アマゾンフレックスの報酬単価は、勤務する地域によって異なります。
関東エリア:2時間約4,000円(税込)
関西エリア:2時間約3,750円(税込)
(※各大体の目安です)
選択できる最低配達ブロックは2時間からです。
関東地区での報酬単価の目安は約4,000円で、時給換算すると時給約2,000円です。
マゾン委託ドライバーの給料システムと具体例
アマゾンフレックスの給料システムは、週払い制です。
人工が多い地域は必然的に配達量も多くなるので、一概には言えませんが、関西エリアに比べ関東エリアの方が報酬額が高い傾向にあります。
関東エリアの給料例をみていきましょう。
関東エリアの報酬例
【ケース1】
1日2ブロック(1ブロック5時間)を22日間稼働した場合の月収
20,370円×22日=448,140円
【ケース2】
1日2ブロック(1ブロック4時間)を22日間稼働した場合の月収
16,296円×22日=358,512円
【ケース3】
1日1ブロック(1ブロック4時間)を22日間稼働した場合の月収
8,148円×22日=179,256円
報酬例だけ見るとかなり稼げるように思えますが、必ずしも上記の金額を稼げるわけではありません。
2018年から日本での運用がスタートして、現在では多くの委託ドライバーが契約しています。
そのため、希望するオファーが取りにくいということも少なくありません。
より多くのオファーを獲得するには、キャンセルを極力行わず、多くの届け物を届けることでアマゾンとの信頼を獲得することが大切です。
アマゾン委託ドライバーに必要な条件
アマゾン委託ドライバーとして働くためには、いくつかの条件をクリアする必要があります。
以下では、アマゾン委託ドライバーとして働くための4つの条件について解説します。
貨物軽自動車運送事業の黒ナンバー登録
アマゾン委託ドライバーに限らず、個人事業として軽貨物運送事業を行う場合、黒ナンバーの取得が必要です。
黒ナンバーは、黒字に黄色のナンバープレートのことをいい、営業用として軽自動車や軽貨物を使用する際に取得します。
アマゾンフレックスでは、Uber eatsなどのように自転車やバイクでの配達はできず、軽バンか軽貨物車での配達に限られています。
業務用自動車保険への加入
アマゾンフレックスに登録するには、自賠責保険と任意保険の加入が必須です。
任意保険は、対物1億円以上・対人無制限と条件が定められています。
使用目的が「業務用」であるためマイカーの保険よりも高くなってしまいますが、軽貨物ドライバーの多くは任意保険にも加入するため、必要経費として割り切りましょう。
20歳以上である
アマゾンフレックスには、「20歳以上」の年齢制限があります。
個人で仕事を請け負うことによる責任感の観点から、20歳以上という年齢制限が設けられているようです。
スマートフォンを持っている
アマゾン委託ドライバーとして働くには、スマートフォンが必要不可欠です。
アマゾンフレックスへの登録はもちろん、オファー(案件)を獲得するには専用のアプリで配達ブロックの選択を行う必要があります。
現在ではほとんどの人がスマートフォンを所持していると思いますが、念の為把握しておきましょう。
アマゾン委託ドライバーの実際の口コミ
アマゾン委託ドライバーとして実際に働いたことのある人は、どのような感想を抱いているのでしょうか?
ここでは、アマゾンフレックスで働いたことのある人のプラスな口コミ、マイナスな口コミをそれぞれまとめました。
プラスな口コミ
アマゾンフレックスのプラスな口コミは、以下の通りです。
- コロナ禍の影響で荷物量が多くなってからオファーが取れやすい
- 前職より収入が増えて趣味にお金を掛けれるようになった
- 置き配、ポスト投函ができるから楽
- 好きな時間に働ける
プラスな口コミでは、アマゾンフレックスの強みである「好きな時間に働ける」という口コミが多い印象でした。
また、アマゾンでは置き配がデフォルトのため、配達先に本人が不在でも、置き配の確認が取れれば指定された場所に置いて配達完了となります。
何度も同じ住所に出向く必要がないため、効率よく配達ができます。
マイナスな口コミ
マイナスな口コミとしては以下のような口コミがありました。
- 給料と労働が割に合わない
- アマゾンフレックスのサポートがいい加減
- 自分のスケジュールだとオファーが取りにくい
- 荷物量が多すぎて女性は大変
アマゾンのセール時やクリスマス、年末年始などの繁忙期には配達量が多く、体力に自身がない人にとってはきついと感じる方が多いようです。
また、アマゾンフレックス側のサポート対応に不満を覚える意見も少数ですがありました。
まとめ
大手通販サイトアマゾンと直接委託契約を結ぶことができきるアマゾンフレックス。
アマゾンフレックスは、自分のスケジュールに合わせて時間やエリアを選んで働くことができ、アマゾンフレックス1本で稼ぎたい人はもちろん、副業やダブルワークでも働くことができます。
しかし、都合のいい時間帯のオファー(案件)を獲得できないこともあり、キャンセルが続くとアカウントが停止される可能性もあるので、注意が必要です。
今後もアマゾン委託ドライバーの募集エリアが増えていくと想定されます。
委託ドライバーとして働こうと考えている方は、ぜひアマゾンフレックスに登録してみてはいかがでしょうか。
参考
- https://xn--eckwdwa2h5dz609dgel9wc.biz/amaflex.html
- https://www.consignment-driver.net/compare/amazon.html
- https://preal.jp/amazon-flex.html
- https://karukamo.info/amazonflex-kutikomi/