準備するべきアイテム10選
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モバイルバッテリー
Amazonの配送は全てアプリで行うため、充電が足りないと仕事ができなくなってしまいます。
iphoneの古い機種を使っている方などは午前中でバッテリーがなくなる場合もあります。是非モバイルバッテリーを用意しておきましょう。 -
スマホケーブル(長め)
モバイルバッテリーを繋ぎながら配送する事も踏まえて、長めのケーブルを用意しましょう。
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スマホ2台持ち
Amazonの配送は1台のスマホで完結できますが、もう一台のスマホやタブレットを車内に固定設置する事で、ゼンリン社のアプリや、トドクサポーターアプリを別画面で俯瞰的に見ることができます。1台でいくつものアプリを展開するより効率的です。
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2社以上のsimカード
配送地域によってはお使いの携帯会社の電波状況が悪い場合があります。
イレギュラーに対応するためにもsimカードは複数社に分けて使う事がプロへの近道となります。 -
ビニール袋
Amazonは置き配がメインです。雨天の時などそのまま置き配するとクレームに繋がる危険性があります。
90L、70L、45Lなどに分けて複数持つとGoodです。 -
レインコート(雨具)
雨天の場合、レインコートがないと体を冷やしてしまいます。
快適に配送するためにも雨具を用意しましょう。なるべく軽くて通気性の良いものをお勧めします。 -
ゴム手袋
段ボールを素手で触っていると、段ボールに体の油分を吸われてしまいます。
手がカサカサになるので女性は特に注意。
ゴム手袋の右手親指と人差し指をカットしておけば、端末操作も快適です。 -
ボールペンとメモ帳
急な連絡に対応するため、運転席からすぐにアクセスできる場所にメモ帳を固定しておきましょう。
サンバイザーなどにクリップで留めておくのもGood。 -
折り畳みコンテナ
小物類をまとめて入れられるように準備しましょう。
封筒物などは一般の荷物と一緒に荷台に積むと、隙間に入ってしまい現場で見つからなくなる可能性があります。
無駄をなくすためにも準備しておく事をお勧めします。 -
LED小型ライト
夜間の配送では暗闇の中を配送します。
車から配達場所までの暗闇は危険なので必ずライトを携行しましょう。
配送手順のてびき
積み込み編
荷物についているラベルにQRコードがあります。このQRコードをアプリで読み込むと、その荷物の情報がお使いの端末に自動で入力されます。必ずアプリで読み込ませてから積み込みましょう。
そして入力後、荷物に「荷物番号のシール」がついている場合はその番号順に積み込みましょう。
積み込みが完了したら出発です。各ステーションによってルールがありますので、出発の報告などを行いましょう。
ルーティング編
アプリに読み込ませた荷物には番号が振られており、その番号の通りに配達をしていく事となります。このルート順はAIが導き出した物であり、人間が導き出した方が早い場合がたくさんあります。
しかし元請様によってはこのルートの通りに行ってくださいとアナウンスされる事もあります。AIに学習させる必要もあるようです。
配送編
目的地に到着したら車内から荷物を取り出します。アプリ内に「玄関前」や「置き配不可」などのステータスが記載されていますので、その内容に従って配達を完了してください。
置き配の場合、チャイムを鳴らす必要があるのかないのか、元請け会社によって対応が変わる場合がありますので確認してから配送しましょう。Amazonからのアナウンスでは置き配の場合はチャイムは鳴らしません。
1時間あたりの配達個数を計測せよ!
「1時間あたり自分は何個配れるのか」これをまず計測してください。
自身がどの程度のスピードで配送する事ができるのかを知っておけば、残りの荷物の数に対しての時間を計測する事ができます。
時間指定の荷物がある場合、どうしても焦ってしまいがちです。
そんな中、「時間を計測する事ができれば無駄な往復もなくなり、無駄な時間と燃料を浪費する事を防げます。
初心者がつまずくポイント
配達完了時におけるステータスの分け方がわからない
ADVICE
アプリの操作は比較的簡単ではありますが、配達完了時におけるステータスの分け方がわからない場合があります。
例えば、玄関前配達指定であるが、マンションのオートロックがあり玄関前へ配送できない場合などです。しかもその荷物が封筒タイプでそのままポストに入る場合など、完了ステータスの選択に迷う場合があります。
ローカルルールがあってはいけないのですが、情報がしっかりと伝わっていたかったりする場合があり、「これが正解」とわからない場合がありますので、都度確認することが大事です。
現場に到着後、お目当ての荷物が見つからない
ADVICE
現場に到着後、お目当ての荷物が見つからない事があります。
これは配送中、急カーブなどで荷物の位置ずれが起こるためです。全ての荷物を固定しているわけではないのでこの現象が起きます。時間指定がない場合など、再度その場所に訪れる事ができるのであれば、その場所を飛ばして、荷物が少なくなった時に見つけるという方法もあります。
アプリの画面がフリーズしてしまった
ADVICE
お使いの端末のキャリアによっては電波状況が良くなくて、画面がフリーズしてしまう場合などがあります。
再起動を試してみましょう。
自分の配送エリアではない荷物が紛れ込んでいる
ADVICE
仕分けは完全ではありません。自分の配送エリアではない荷物が紛れ込んでいる場合もあります。積み込んだ後で発見した場合、遠いエリアであっても自分で運ばなければいけなくなります。
慣れるまでは大変ですが、荷物の住所を必ず確認するようにしましょう。
これだけは気をつけたい!やってはいけないNG行動
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早配をしてしまう
絶対にやめた方がいいのがこの早配です。
時間指定の荷物、14-16時、16-18時、18-20時、19‐21時などラベルに表示されたもの、そして不在だった荷物が再配達依頼がかかってきての時間指定物。これらを指定時間よりも先に配ってしまう事を早配といいます。デリプロで稼働している場合でも早配をした場合には理由を明記し記帳したり、アプリ上でフィードバックを残す必要があります。
また、なるべく指定時間になってからまた現地に行き、IDを手入力をしてその場で配達完了するよう促されます。
アマゾンは早配に関してかなりシビアですのでなるべく指定時間通りに配達することが賢明です。 -
未配をだしてしまう
未配とは時間内に終わることができず、荷物を配達先まで行くことなくステーションへ返却することを指します。 未配を防ぐには配達速度を上げるしかありません。無駄な動作がないか一つずつ確認していき、配送速度をあげていきましょう。
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誤配をしてしまう
誤配とは、正しい届け先へ配達せずに間違えて他の方へ配達してしまう事です。
実際に僕も経験がありますし、誰もが通る道かもしれません。
しかしアマゾンは誤配に関しても減点があります。特にデリプロなどでも誤配について厳しく追及されているようで、誤配が続く場合は契約の解除になりえます。誤配をしてしまう原因としては
1:アプリの地図上でピンの位置がずれていて勘違いをしてしまう(地図にまだきさいされていない新しい住所などはその番地の中央にピンが刺さっています)
2:名前をフルネームで確認していない(そもそも置き配が主流なので確認さえできない場合がある)
3:慣れている地域で脳内で違う場所が正しいと勘違いしてしまう。(デリプロドライバーに多いミスです。)●対策
置き配指定ではチャイムを押してはいけないとありますが、表札がない場合などはチャイムを押して直接確認するべきです。誤配をするよりはずっといいからです。 -
遅配をしてしまう
早配や誤配に比べてやや多めに見てもらえる感。
配達をしていて遅れてしまう事もあるでしょう。早配は悪意があると見られがちですが遅配に関しては多少寛容のようです。
しかし遅れないことに越したことはありません。積み込んだ時に時間指定が何件あるかだけでもメモしておくといいでしょう。 -
配完率が98%を割る事が多い
場所によっては99%目標もあるようです。持ち出しの個数の100分の1までに持ち戻りを抑えればOKなので時間内になるべくそこまで配達しきりましょう。都心部では宅配ボックスが11時を回ると埋まる傾向があります。何回か回ったことのあるエリアであれば大型のマンションなどがわかる場合があります。そういった時は優先的に回るのも手です。
Amazonのデリバリープロバイダでは配完率を98%以上、もしくは98、5%以上をノルマとしている場合があります(2020年12月時点)。
どうしても帰宅されないなどの場合は当然この数値を切ることもあり得ます。必ず2度訪問し、しっかりと不在をステータスとしてあげないといけません。 -
配達先から遠い位置で配完を
あげてしまう基本的には配達先にて配達完了をあげるシステムになります。その配達先から、配完を上げた場所の距離の差が遠くなればなるほど悪い情報となります。1メートルから25メートル、25メートルから50メートルなど区分けされており、距離が遠くなるほどバッドスキャンとしてカウントされます。
アマゾンでは全てをGPSで管理しています。結局、荷物だけ渡して(早配)あとから別の場所で配完をあげていると思われてしまいます。
ちなみにピンがずれていて正確な場所であげると距離が離れている場合があると思います。そういった場合はフィードバックを送れるようになっているので、必ず住所とピンがずれていることを入力することをお勧めします。 -
車内で煙草
アマゾンは煙草クレームに対してかなり厳しいです。下手すると一発退場です。必ず煙草は車内では吸わず、休憩時に他所で吸うようにしたほうがいいです。また制服や私服に匂いがついてしまい、そこから荷物に移ることもあるので必ず「匂いケア」をする工夫が必要となります。
またデリプロなどでは近隣住民からの連絡もあるようなので、常に見られている意識を持つことが肝要です。 -
不在時の電話を怠る
不在時にアプリ上でお客様に電話をかけるか、メッセージを送信する画面が出てきます。ここで電話をどのくらいかけているかという数字までも見られています。この数字が少ないとデリプロなどでは突っ込まれる要因となりますので必ず電話をかけるようにするようにしましょう。
アマゾンではなるべく持ち戻りを減らし、配達完了率を上げるべく動いているのがわかります。 -
不在回りを怠る
不在票を入れてその後もう一度そこ回っているかどうか。デリプロなどではここまで言われます。
アマゾンフレックスでも計測されているはずなので、時間が余っている場合は不在回りを1件でもやっておくべきです。0%ですと、不在回りしてないじゃんこの人、と目立ちます。大きな減点ではないでしょうが、アカウントを守る為にも気にした方がいい数値になります。もちろん時間が余っていればの話になるので無理はしないようにしましょう。
Amazonデリバリープロバイダでは不在の2度回りを100%するよう勧告される可能性があります(2020年12月時点)。不在だったから不在を切らず、そして不在票も入れないで最後だけ入れておけばいいや。この場合1度しか訪問していないとステータス上ではなってしまうため、契約解除に繋がりやすくなります。 -
クレームをもらってしまう
配達の仕事をしていればクレームのひとつやふたつ当たり前に貰います。しかしこのクレームの内容次第では契約に響く可能性があります。
響かない内容としては、置き配指定にお客様がしているのに、勘違いでしていないと思い込んでいる等の、お客様側の過失。これについてはお咎めはもちろんありません。
しかし誤配などのこちら側の過失に関してはやはり減点となります。誤配であった事例として、個人情報が流出する。引っ越さなければいけなくなった。提訴する。などかなり大ごとになる可能性もあるので十分注意してクレームのないようにしないといけません。
2020年のニュースで、アマゾンの置き配の荷物を盗んだ方が逮捕されました。配達員からしたら本当に迷惑で、しっかりと配達をしているのにも関わらず紛失とみなされている可能性があります。しかしアマゾンは個人情報保護のため、その事実はドライバーへは通達してこないと思われます。もはやここの部分に関しては運としか言いようがありません。